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【初心者必見】話題の「オレンジワイン」とは?ナチュールとの関係やラディコン、日本の品種まで徹底解説

「最近、おしゃれなビストロや酒屋さんで『オレンジワイン』をよく見かける」 「『ナチュール(自然派ワイン)』のお店に行くと、必ずおすすめされるけど何が違うの?」

ワイン好きの間で大きなトレンドとなっている**「オレンジワイン」。 名前だけ聞くとフルーツのオレンジを想像してしまいますが、実は全く別物です。また、「オレンジワイン=ナチュラルワイン(ナチュール)」**と思っている方も多いですが、厳密には定義が少し異なります。

今回は、オレンジワインの正体や味の特徴はもちろん、**伝説的な生産者「ラディコン」**や、**日本が誇る「甲州」「デラウェア」**を使ったワインなど、知っておくと一目置かれる情報を交えて徹底解説します。


オレンジワインとは?オレンジで作られているわけじゃない!

まず基本のおさらいです。**オレンジワインは、果物のオレンジから作られているわけではありません。**原料は、一般的な白ワインと同じ「白ブドウ」です。

では、なぜ色がオレンジ色(琥珀色)なのでしょうか?それは**「作り方」**に秘密があります。

白ワインとの違いは「皮と種」

  • 白ワイン: 白ブドウの皮と種を取り除き、果汁だけを発酵させる。
  • 赤ワイン: 黒ブドウの皮と種を果汁と一緒に漬け込んで発酵させる。
  • オレンジワイン: 白ブドウを使い、赤ワインのように「皮と種」ごと漬け込んで発酵させる。

つまり、**「白ブドウを使って、赤ワインの製法で作ったワイン」**がオレンジワインです。 皮や種由来の色素が抽出されるため、美しいオレンジ色や琥珀色(アンバー)になります。


なぜ「オレンジワイン=ナチュール」なの?

オレンジワインの話をすると、必ずと言っていいほど**「ナチュラルワイン(ナチュール)」**という言葉が出てきます。 これには理由があります。

オレンジワインは、もともと酸化防止剤などの添加物を使わずにワインを作っていた古代の製法(自然な作り方)をルーツに持っています。 皮や種から抽出される成分(タンニンなど)には、ワインを酸化から守る働きがあるため、結果的に添加物を減らした「ナチュラルな造り」と相性が非常に良いのです。

そのため、多くの自然派ワインの生産者がオレンジワインを手掛けており、**「ナチュールワインの代表格=オレンジワイン」**として広く認知されるようになりました。


知っておきたい!代表的な産地と生産者

オレンジワインブームを牽引する重要な産地と、絶対に外せない有名な生産者をご紹介します。

1. 聖地「イタリア(フリウリ)」と巨匠ラディコン

オレンジワインを語る上で避けて通れないのが、イタリア北部のフリウリ=ヴェネツィア・ジュリア州です。 ここで伝統的な製法を復活させ、世界中にオレンジワインを知らしめた伝説的な生産者が**「スタニスラオ・ラディコン(Radikon)」**です。

  • ラディコンの特徴: 薬瓶のような独特なボトルがトレードマーク。一切の添加物を使わず、皮ごと長期間発酵させたそのワインは、圧倒的な旨味と複雑さを持ち、「オレンジワインの完成形」とも称されます。

2. 世界最古のワイン産地「ジョージア」

東欧のジョージア(旧グルジア)は、ワイン造り発祥の地。「クヴェヴリ」と呼ばれる素焼きの壺を地中に埋めて醸造する、8000年前から続くスタイルが有名です。

  • 主な品種:ルカツィテリ(Rkatsiteli) 紅茶やドライフルーツのような芳醇な香りが特徴です。

3. 個性が光る「日本」:甲州とデラウェア

今、日本のワイン愛好家の間で熱いのが日本産のオレンジワインです。

  • 甲州(Koshu) 日本固有の品種「甲州」は、もともと皮が薄紫色をしており、オレンジワインの製法と相性抜群。渋みが穏やかで、出汁のような繊細な旨味があります。
  • デラウェア(Delaware) 食用としてもおなじみの「デラウェア」。オレンジワインにすると、完熟した甘いフルーツやキャンディのような華やかな香りが引き立ちます。香りは甘やかですが味はドライなものが多く、ワイン初心者の方にも非常に親しみやすいのが特徴です。

気になる「オレンジワイン」の味は?

「見た目が綺麗だけど、どんな味がするの?」 一言で表現すると、**「白ワインの爽やかさ + 赤ワインのコクと渋み」**を併せ持った味わいです。

具体的な味の特徴は以下の通りです。

  • フルーツのオレンジのような風味ではない ジュースのような甘さを想像すると驚くかもしれません。基本的には辛口です。
  • 複雑なアロマ(香り) アプリコット、紅茶、ドライフラワー、スパイス、ナッツなどの複雑で芳醇な香りが特徴です。
  • 程よい渋み(タンニン) 皮と種を漬け込んでいるため、白ワインにはない「渋み」や「苦味」が感じられます。これが飲みごたえにつながります。

「白ワインだと少し物足りないけれど、赤ワインだと重すぎる…」 という気分の時に、まさにぴったりの選択肢と言えます。


オレンジワインのおすすめの飲み方

オレンジワインのポテンシャルを最大限に引き出すための、おすすめの飲み方をご紹介します。

1. 温度は「少し高め」がベスト

キンキンに冷やしすぎると、せっかくの複雑な香りが閉じてしまい、渋みが際立って感じられることがあります。

  • おすすめ温度: 12℃〜14℃

冷蔵庫から出して15分〜20分ほど経ったくらい、または、白ワインより少しぬるめの温度帯が、香りと旨味のバランスが最も良くなります。

2. グラスの選び方

  • 大ぶりのグラス: ラディコンのような熟成感のあるタイプは、空気に触れさせることで香りが爆発的に開きます。
  • 通常の白ワイングラス: デラウェアなどの軽やかなタイプをすっきりと楽しみたい時に。

どんな料理に合う?ペアリングのコツ

オレンジワインの最大の魅力は、**「食事に合わせやすい(フードフレンドリー)」**であることです。 特に日本の「甲州」や「デラウェア」を使ったオレンジワインは、家庭料理とも抜群の相性を見せます。

  • 和食(特に出汁や醤油味) 煮物、焼き鳥(タレ)、天ぷらなど。特に甲州のオレンジワインは、味噌や醤油の風味に寄り添います。
  • エスニック料理・スパイス料理 カレー、タイ料理、韓国料理など。スパイスのクセとワインの複雑さが絶妙にマッチします。
  • 中華料理 餃子や春巻き、酢豚など。油を使った料理の脂っこさを、ワインの渋みがきれいに流してくれます。
  • 発酵食品 チーズはもちろん、味噌漬けや漬物を使った料理とも相性が良いです。

まとめ:まずは一杯試してみて!

オレンジワインについて解説してきましたが、いかがでしたか?

  • 原料は白ブドウ。ナチュールワインの代表格でもある
  • イタリアの**「ラディコン」**やジョージア産が有名
  • 日本では**「甲州」「デラウェア」**を使った親しみやすいものが人気
  • 白ワインの爽やかさと、赤ワインのコクを持つ
  • 和食やエスニックなど幅広い料理に合う

まだ飲んだことがない方は、ぜひ次回のワイン選びの選択肢に入れてみてください。 本格的なナチュールを体験したいなら「ラディコン」、まずは飲みやすいものから始めたいなら日本の「デラウェア」から試してみるのがおすすめです!

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